このサイトについて
税金・経理・補助金ツールズは、税金・給与・社会保険の、毎回調べ直すことになる計算を、無料のツールにして公開しているサイトです。手取り、社会保険料、ふるさと納税の上限、源泉徴収税額、有給休暇の付与日数——どれも「調べれば分かるが、毎回調べるのが面倒」な種類の作業です。
あわせて補助金・助成金も扱っています。いま公募中の補助金を締切が近い順に探せるほか、国の主要補助金の受付状況と、厚生労働省の雇用関係助成金の一覧を載せています。受け取った後の経理・税務(圧縮記帳・特別勘定・仕訳の計上時期)も、計算ツールと解説記事で扱います。申請の代行や、個別の案件が対象になるかの判断は行っていません。
3つの方針
1. 一次情報にあたる
料率や計算式は、公表元の資料を直接参照して実装しています。まとめサイトの数字を写すことはしません。
- 社会保険料: 全国健康保険協会(協会けんぽ)の都道府県別保険料率、保険料額表
- 源泉徴収税額: 国税庁タックスアンサー(No.2795 / No.2798 / No.2801)
- 有給休暇: 労働基準法39条、厚生労働省の付与日数表
- 祝日: 内閣府「国民の祝日について」
- 振込名義: 全国銀行協会の使用文字一覧、各銀行公表の法人略語一覧
- 条文: e-Gov法令検索の法令API(v2)で条文そのものを取得して突き合わせます。 施行日で条文が変わるため、適用する年分の版(未施行を含む)を指定して確認します
2. 公式の計算例と照合する
ツールは、公表元が示している計算例と一致することを自動テストで確認してから公開しています。たとえば源泉徴収税額の計算機は、国税庁の例(150万円の原稿料 → 204,200円、司法書士への5万円 → 4,084円)と一致することを検証しています。社会保険料の計算機は、協会けんぽの保険料額表の全50等級と突き合わせています。
これらの計算ロジックと検証テストはオープンソースで公開しており、第三者も中身を確認できます(github.com/fiestared/keiri-core)。公式の計算例・保険料額表と1銭まで照合するテストごと確認できます。開発者向けには、同じ計算エンジンを npm パッケージ keiri-core として提供しています。
3. 改定に追随する
社会保険料率は毎年度、税制も毎年変わります。古い料率のまま放置されたツールは、無いよりも危険です。当サイトは改定を追跡し、反映します。
たとえば令和8年(2026年)4月分から新設された子ども・子育て支援金(0.23%)にも対応済みです。
実例(令和8年8月1日の雇用保険の改定): この日に基本手当日額などの上限額が変わりました。 当サイトは同日中に本番へ反映しています。前日まで正しかった数字が、施行日を境に誤りに変わるためです。
反映漏れを人の記憶に頼らないよう、参照データに「いつ確認したか」と「次の改定日」を持たせ、 改定日を過ぎても古い値のままなら自動テストが落ちるようにしています (現在、参照データ37件のうち30件に確認日が入っています)。
テストが素通りでないことを確かめる
テストは「通ること」より「壊したときに落ちること」が大事です。条件を書き間違えたテストは、 中身が壊れていても緑のまま通ってしまいます。
そこで当サイトは、わざと計算を壊してテストが落ちるかを確認する検査を別に用意しています。 現在テストは183本、うち53本がこの「壊して確かめる」種類のものです。 料率を1つ書き換える、上限額を外す、判定条件を反転させる——といった壊し方をして、 検査が実際に落ちることを確かめています。
できないこと
当サイトは一般的な情報提供と計算ツールの提供を行うものであり、特定の方の個別の税務・労務相談には応じられません。また、計算結果はあくまで目安であり、法定の判断を保証するものではありません。実際の処理は、顧問の税理士・社会保険労務士、または所轄の税務署・年金事務所にご確認ください。
誤りを見つけたら
正確さには注意を払っていますが、法改正の反映漏れや判定条件の見落としがあり得ます。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご指摘ください。具体的な入力値と正しいはずの結果を添えていただければ、確認して修正します。ご指摘は、このサイトを良くするうえで最も価値のある情報です。
データの扱い
ツールに入力された金額などのデータは、すべてブラウザ内で処理され、サーバーに送信されません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
運営者
このサイトは Masahiro Yasu が個人で運営しています。
クリニックとEC(ネット通販)事業を経営し、その中で給与計算・社会保険の手続き・源泉徴収・日々の記帳といった経理実務を、自分の手で続けてきました。社会保険料の等級表を毎月引き、源泉徴収税額表を確定申告のたびに確認する——「調べれば分かるが、毎回調べ直すのが面倒」な計算に、実務者として繰り返しぶつかってきた立場です。当サイトのツールは、その手間を自分自身が減らすために作り、同じことで困る方に向けて公開しています。だからこそ、公表元の一次情報にあたり、公式の計算例と一致するまでテストしてから出す——この原則を運営の背骨にしています。
税理士・社会保険労務士ではありません。当サイトが提供するのは一般的な情報と計算ツールであり、特定の方の個別の税務・労務相談に応じるものではありません(上の「できないこと」をご覧ください)。具体的な判断は、顧問の税理士・社会保険労務士、または所轄の税務署・年金事務所にご確認ください。この立場を隠さず明記しておくことが、かえって誠実だと考えています。
ご連絡・ご指摘はお問い合わせから承ります。