経理ミニツールズ

電子帳簿保存法の索引簿テンプレート(無料ダウンロード)

電子取引データ(メールで届いた請求書PDF、Amazonの領収書など)を保存するときは、取引年月日・取引金額・取引先の3つで検索できる状態にしておく必要があります(検索要件)。この要件は、索引簿(保存したファイルの一覧表)を作ることで満たせます。

そのまま使えるテンプレートを無料で配布します。ダウンロードして、Excel・Googleスプレッドシート・Numbersなどで開いてください。

索引簿とは(検索要件の満たし方)

電子取引データの保存では、次の3項目で検索できることが求められます。

専用システムを入れなくても、表計算ソフトで一覧表(索引簿)を作り、保存したファイル名と対応づけておけばこの要件を満たせます。国税庁も、索引簿による方法を認めています。

書き方 — 3つの必須項目

テンプレートの列は次のとおりです。太字が必須3項目です。

内容
連番通し番号1
取引年月日請求書・領収書の日付2026-07-08
取引先相手先の名称Amazon.co.jp
取引金額(税込)税込金額8978
書類種別領収書/請求書/注文書など領収書
書類番号注文番号・請求書番号249-3524887-3291000
保存ファイル名実際に保存したPDF等のファイル名20260708_amazon_8978_249-….pdf
備考内容のメモ事務用デスク
実務のコツ 日付は 2026-07-08 のように年-月-日で桁を揃えると、並べ替え・検索が確実になります。金額はカンマを入れず数値だけにしておくと集計できます。

ファイル名の付け方(索引簿と組み合わせる)

保存するファイル名にも情報を入れておくと、索引簿と突き合わせやすくなります。おすすめの規則は次の形です。

YYYYMMDD_取引先_金額_書類番号.pdf
例: 20260708_amazon_8978_249-3524887-3291000.pdf

ファイル名だけで検索要件を満たす方法もありますが、件数が増えると索引簿の方が圧倒的に楽です(金額の範囲検索や、取引先ごとの集計ができるため)。両方やっておくのが安全です。

索引簿が「不要」になるケース

次の条件に当てはまる場合は、検索要件そのものが不要になります(=索引簿を作らなくてよい)。

注意 「検索要件が不要」であっても、電子取引データそのものの保存義務はなくなりません(紙に印刷して電子データを捨てるのはNG)。また、この判定は事業規模や状況によります。最終的な判断は顧問税理士にご確認ください。

件数が多いときは自動化する

取引が月に数十件あると、索引簿の手入力はかなりの負担です。特にAmazonのように注文履歴から1件ずつ領収書を開いて転記する作業は、件数がそのまま時間になります。

Amazonの注文については、注文履歴から索引簿CSVを自動生成するChrome拡張機能を用意しました(無料で使えます)。

Chrome拡張:アマゾン領収書・電帳法索引簿メーカー 注文履歴を開いて1クリック。取引年月日・取引先・金額・注文番号の索引簿CSVを自動作成します。キャンセル注文は自動で除外、金額が表示されない注文は領収書ページから自動補完します。

よくある質問

Q. Excelファイル(.xlsx)ではないのですか?

A. CSV形式で配布しています。ExcelでもGoogleスプレッドシートでもNumbersでもそのまま開けて、開いたあと .xlsx として保存できます。文字化けしないようUTF-8 BOM付きにしてあります。

Q. 索引簿は誰に提出するものですか?

A. 平時に提出するものではありません。税務調査の際に、求められた電子取引データをすぐ探し出せる状態にしておくためのものです。

Q. 紙で受け取った請求書も索引簿に入れますか?

A. 電子帳簿保存法の「電子取引」の対象は、メール添付やWeb上でやりとりした電子データです。紙で受け取ったものは対象外です(スキャナ保存を行う場合は別の要件があります)。

出典

本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。個別の判断は税務署または税理士にご確認ください。