税金・経理・補助金ツールズ

オルカンとS&P500を併用すると米国比率は何%?

オルカンとS&P500を半分ずつ持っても、米国比率は50%になりません。全体の米国比率は、S&P500側を99.0%と仮定した例で80.9%、100.0%と仮定した例で81.4%です。

オルカンにも米国株が62.8%入っているためです(2026年8月31日現在の月次レポート)。S&P500の月次レポートには国別の比率が無いので、S&P500側は仮定を置いた計算例です。

ほかの配分の例と、全体を70%・80%にする配分は計算例にまとめました。比率は月ごとに変わります。

全世界にも米国株は含まれるので、併用は米国比率を変える

全世界株式と米国株式の違いは、米国を含むかどうかではなく、米国以外も含むかどうかです。オルカンには日本・先進国・新興国の株式が入り、米国株も含まれます。全世界株と米国株を半分ずつ持っても、米国への投資割合が50%になるわけではありません。

対象指数の範囲や分散の意味を確認するには、インデックス投資の基礎解説を参照してください。

月次レポートに載っている数字(2026年8月31日現在)

eMAXIS Slimオルカンの月次レポートでは、組入上位10ヵ国・地域の1位がアメリカで62.8%、2位の日本が5.0%でした。比率は原則として純資産総額に対する割合です。国・地域は、先進国株式の部分は銘柄の主要取引所所在地、新興国株式の部分は法人登録地で分けています。本社の国や売上の国で数えた比率ではありません。

eMAXIS Slim S&P500の月次レポート(同じ日付)には、国・地域別の比率の表がありません。載っているのは資産構成で、純資産総額に対して実質外国株式100.0%(うち現物99.0%、先物1.0%)です。組入上位10銘柄はすべてアメリカに分類されていますが、503銘柄全体の国別の内訳は示されていません。

S&P500側の米国比率を仮定した計算例

S&P500側には国別の比率がないため、2本の数字をそのまま平均することはできません。そこで、S&P500側の米国比率を2通りに仮定して計算しました。1つは現物株式の99.0%をすべて米国とみなす仮定、もう1つは先物を含む実質株式の100.0%をすべて米国とみなす仮定です。オルカンの金額の割合をaとすると、全体の米国比率は a×62.8%+(1−a)×(S&P500側の仮定値)です。

オルカン : S&P500S&P500側を99.0%と仮定した例S&P500側を100.0%と仮定した例
100 : 062.8%62.8%
80 : 2070.0%70.2%
60 : 4077.3%77.7%
50 : 5080.9%81.4%
40 : 6084.5%85.1%
20 : 8091.8%92.6%
0 : 10099.0%100.0%

オルカン側は、2026年8月31日現在の月次レポートの表示値62.8%を使いました。S&P500側の列は仮定値による計算例で、月次レポートに載っている米国比率ではありません。配分は2本の評価額の割合で、口数や積立額の割合ではありません。

半分ずつ持つ場合、全体の米国比率はS&P500側を99.0%と仮定した例で80.9%、100.0%と仮定した例で81.4%です。

全体の米国比率から配分を逆算することもできます。全体を70%にするオルカンの割合は、99.0%と仮定した例で80.1%、100.0%と仮定した例で80.6%です。全体を80%にする割合は、それぞれ52.5%と53.8%です。

この計算例の読み方

S&P500型は米国の大型株を中心とします。全世界株との実績差には、国・地域配分と銘柄構成の違いが影響します。

オルカン100% 50 : 50 S&P500 100% 62.8% 80.9% 99.0% 全体の米国比率(S&P500側を99.0%と仮定した例・2026年8月31日現在)
半分ずつ持っても米国比率は50%にならない。オルカン側に既に62.8%の米国株が入っているため。
NISAの残り枠を計算して配分を確かめる

よくある質問

オルカンとS&P500を半分ずつ持つと、米国株は何%になりますか?

月次レポートにはS&P500の国別比率がないため、仮定を置いた計算例になります。2026年8月31日現在のオルカンのアメリカ62.8%を使うと、S&P500側を99.0%と仮定した例で80.9%、100.0%と仮定した例で81.4%です。比率は月ごとに変わります。

出典

公開資料を保存して計算。

次に読む

この内容をXで共有