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eMAXIS Slimオルカン vs iFreeNEXT FANG+|費用と3年の実績を比較

結論から言うと、2023年9月29日〜2026年9月30日に100万円を一括で投資し、税引前の分配金を再投資した場合の終了時評価額は、eMAXIS Slimオルカンが1,907,384円、iFreeNEXT FANG+が2,700,977円でした。同じ期間の最大下落率はeMAXIS Slimオルカンが-20.51%、iFreeNEXT FANG+が-30.39%です。なお、FANG+の交付目論見書は投資リスクとして、一銘柄当たりの組入比率が高くなる場合があり、より多数の銘柄に分散投資した場合に比べて基準価額の変動が大きくなる可能性があること、特定の分野に関連する銘柄の下落局面では基準価額が大きく下落することがあることを挙げています。

信託報酬(ファンド本体)はeMAXIS Slimオルカンが年0.05775%以内(段階制)、iFreeNEXT FANG+が年0.7755%です。FANG+の10社のうち8社は、オルカンの組入上位10銘柄にも入っています(2026年8月31日現在)。

基準価額は各運用会社が公表する分配金再投資基準価額の2026年9月30日までのデータ、費用は2026年10月1日に確認した交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートの記載です。どちらかの購入や売却を勧めるものではなく、資料で確かめられる事実を並べています。

同じ期間の100万円を、分配金再投資で比べる

項目eMAXIS SlimオルカンiFreeNEXT FANG+
比較期間2023年9月29日〜2026年9月30日2023年9月29日〜2026年9月30日
累積騰落率+90.74%+170.10%
年率換算(複利)+23.99%+39.21%
100万円の終了時評価額(売却前)1,907,384円2,700,977円
比較期間内の最大下落率-20.51%-30.39%
直近1年の騰落率(2025年9月30日〜)+24.27%+24.09%

最大下落率は、比較期間内のそれまでの高値から、その後の安値までの下落を日次で測った値です。設定来の最悪値や将来の損失の上限ではありません。年率は複利換算で、比較期間の暦日数(1,097日)を365.25日で割った年数(3.00年)で計算しています。毎年同じ率で増えたという意味ではありません。

30010050開始日終了日
開始日(2023年9月29日)を100に統一。実線:eMAXIS Slimオルカン。破線:iFreeNEXT FANG+。税引前の分配金を再投資した推移で、数値は直上の表のとおりです。

目論見書の料率と、総経費率の実績を分けて見る

項目eMAXIS SlimオルカンiFreeNEXT FANG+
信託報酬(税込年率・ファンド本体)年0.05775%以内(段階制)年0.7755%
総経費率(実績・年率)0.07061%0.78%
総経費率の対象期間2025/4/26〜2026/4/272025/1/31〜2026/1/30
連動対象・投資対象MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)
為替ヘッジ原則なし原則なし
決算年1回(4月25日。休業日の場合は翌営業日)年1回(1月30日。休業日の場合は翌営業日)
設定日2018年10月31日2018年1月31日
購入時手数料/信託財産留保額なし/なしなし/なし

総経費率には、原則として購入時手数料、売買委託手数料、有価証券取引税が含まれません。対象期間と、含まれる費用の範囲をそろえて読む必要があります。

表の総経費率は、直近の運用報告書の作成対象期間の実績値で、交付目論見書の(参考情報)欄に載っている値です。eMAXIS Slimオルカンの0.07061%は交付目論見書が載せている小数第5位までの詳細な値で、同じ欄の小数第2位までの表示では0.07%です。2本で表示の桁数が違うため、小数第3位以下の差は比べられません。

eMAXIS Slimオルカンの交付目論見書は、有価証券の貸付の指図を行った場合、ファンドの品貸料およびマザーファンドの品貸料のうちファンドに属するとみなした額の49.5%(税抜45.0%)以内の額が運用管理費用(信託報酬)に追加されると定めています。iFreeNEXT FANG+の交付目論見書には、品貸料についての記載がありません。表の信託報酬は、貸付を行った場合のこれらの額を含まない率です。

2,409銘柄と10銘柄:重なるのは上位の大型株

オルカンの2026年8月31日現在の組入銘柄数は2,409銘柄で、国・地域別ではアメリカが62.8%、日本が5.0%です。

FANG+は2026年8月末時点で外国株式10銘柄(純資産総額の96.1%)と株価指数先物(3.9%)を持ち、国・地域別ではアメリカが100.0%です。対象のNYSE FANG+指数は、四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行います。月末の比率が10%ずつでないのは、リバランス後の株価の動きで比率が変わるためです。

FANG+の構成企業オルカンでの比率FANG+での比率
パランティア・テクノロジーズ上位10銘柄外12.6%
マイクロソフト3.4%11.9%
アマゾン・ドット・コム2.4%9.9%
アップル4.4%9.5%
エヌビディア4.7%9.4%
ネットフリックス上位10銘柄外9.3%
メタ・プラットフォームズ1.2%9.0%
アルファベット1.8%+1.6%(2種類の株式)8.4%
ブロードコム1.6%8.3%
マイクロン・テクノロジー1.0%7.9%
重なる8社の合計22.1%74.3%

比率は2026年8月末時点、純資産総額に対する割合です。オルカン側の「上位10銘柄外」は、月次レポートの上位10銘柄に載っていないという意味で、保有していないという意味ではありません。

オルカンの上位10銘柄のうち、台湾のTSMCを除く9行(アルファベットは2種類の株式)がFANG+の構成企業と同じ8社で、比率の合計は22.1%です。FANG+ではこの8社が74.3%を占めます。2本を組み合わせると、この8社への配分が増えます。

信託報酬の差は年0.71775ポイント(オルカンは段階制の最も高い率で計算)

FANG+の信託報酬は年0.7755%で、段階制ではありません。オルカンは純資産総額に応じた段階制で、5,000億円未満の部分が年0.05775%、5,000億円以上1兆円未満の部分が年0.05764%、1兆円以上の部分が年0.05753%です。交付目論見書は、純資産総額が10兆9,000億円・11兆4,000億円・11兆9,000億円の例で、実質信託報酬率をいずれも年0.05755%としています。オルカンの段階制で最も高い率(年0.05775%)とFANG+の年0.7755%の差は年0.71775ポイントで、100万円を1年間一定額で保有すると仮定した目安は約7,178円です。この金額は実際の利益差ではありません。

直近の運用報告書の作成対象期間の総経費率は、eMAXIS Slimオルカンが0.07061%(2025/4/26〜2026/4/27)、iFreeNEXT FANG+が0.78%(2025/1/31〜2026/1/30)です。2本の対象期間はずれているため、総経費率の差には年度の違いも入ります。

基準価額は信託報酬を差し引いた後の値なので、上の実績表の差は費用を引いた後の結果です。費用の差が大きくても指数の値動きの差がそれを上回る期間・下回る期間があり、表の差は特定の期間に限った結果です。

計算条件と、この比較からは分からないこと

2026年10月1日に取得した日次データを使い、2023年9月29日以降で、2本とも基準価額がある日だけを比べました。2本とも終点の3年前より前に設定されているため、起点は2023年9月29日です(3年前にあたる2023年9月30日が土曜日のため、その前の営業日)。終点は月末の2026年9月30日に固定しました(取得したデータに10月1日分がある場合も、9月末で区切っています)。

終了時評価額は「100万円×終点の再投資基準価額÷起点の再投資基準価額」で計算しました。基準価額は信託報酬などを差し引いた後の値なので、費用をもう一度引いてはいません。購入時・換金時の手数料と投資者ごとの税金は含めていないため、実際に受け取る手取り額とは異なります。

開始日を変えれば実績の差も変わります。この記事は費用・投資対象・下落率を並べるところまでとし、総合順位や購入判断にはまとめていません。総経費率は次の運用報告書が出た時点で、実績は四半期ごとに期間を更新する予定です。

積立額と仮定の年率から将来額を計算する

シミュレーターに入れる年率は仮定です。過去の実績が将来も続く前提にはしないでください。

よくある質問

Q. オルカンを持っていれば、FANG+の企業にも投資していますか?

A. 2026年8月31日現在のオルカンの組入上位10銘柄には、FANG+を構成する10社のうち8社が入っており、比率の合計は22.1%です。FANG+ではこの8社が74.3%を占めます。

Q. 表の評価額は売却して受け取れる金額ですか?

A. 違います。税引前の分配金を再投資した基準価額で計算した売却前の金額です。購入時・換金時の手数料や投資者ごとの税金は含みません。基準価額に反映済みの信託報酬を二重に引いてもいません。

Q. iFreeNEXT FANG+は何に連動を目指すファンドですか?

A. 交付目論見書の目的は「米国上場企業の株式に投資し、NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)の動きに連動した投資成果をめざします」です。為替ヘッジは原則として行いません。

Q. 直近1年ではどちらが上でしたか?

A. 2025年9月30日〜2026年9月30日の騰落率はオルカンが+24.27%、FANG+が+24.09%でした。3年の比較とは差の大きさが違い、開始日によって結果は変わります。

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出典

本記事は一般的な情報提供を目的とし、特定の金融商品の取得・売買を勧めるものではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言を行うものでもありません。数値は記載した期間の過去の実績であり、将来の運用成果を示しません。費用・運用方針は変更されるため、最新の交付目論見書をご確認ください。

資料確認日: 2026年10月1日。運用会社の交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートと、運用会社公表の基準価額データ。

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