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年金振込通知書の見方:2026年10月の変更と支払額・控除額・差引額

年金振込通知書は、支払回ごとの「控除後振込額」を通帳の入金額と照合する書類です。「年金支払額」は天引き前の額です。

2026年10月は、介護保険料等の天引き額が変わり、振込額が変わる方へ通知書が送られています。入金が減ったときは、年金本体と天引き額を分けて確認します。

以下は日本年金機構の口座振込の通知書が対象です。手元の通知書と通帳を並べ、支払年月・控除欄・振込額の順に読みます。

通知書と通帳を照合する早見表

まず、通知書の振込予定日と、金額の列に書かれた支払年月を確認します。「前回支払額」は比較用の欄です。今回の列と取り違えないようにします。

日本年金機構の年金振込通知書について、同じ支払回の欄を上から読む順番です。控除欄は、その年金から天引きされる保険料・税の額を確認します。

通知書の欄何の金額か照合するもの
年金支払額その支払回の控除前の年金額前回の年金支払額。振込額とは分けて比較
介護保険料額年金から天引きされる介護保険料市区町村の保険料の通知
後期高齢者医療保険料/国民健康保険料(税)いずれかの医療保険料に、令和8年度からの子ども・子育て支援金を含む。天引き時に表示加入する医療保険の保険料通知
所得税額および復興特別所得税額年金から源泉徴収される所得税等通知された税額を転記。年金支払額全体に税率を掛けない
個人住民税額および森林環境税額年金から天引きされる住民税等市区町村の税額の通知
控除後振込額上の保険料・税を差し引いた振込額同じ支払回の通帳・入出金明細
振込先年金を受け取る金融機関の支店等比較している通帳の金融機関・支店

各支払期の保険料・住民税等の天引き額は変わる場合があります。金額の根拠は、市区町村からの通知も合わせて確認してください。

年金支払額天引き前通知された天引き額を引く控除後振込額通帳と照合年月の違う列を混ぜず、同じ支払回で確認
年金本体の額と、口座に入る額を分けて読む。

秋の通知で振込額が変わったとき

天引き額が増えれば、年金支払額が同じでも控除後振込額は減ります。前回と今回で「年金支払額」が同じかを見てから、保険料・税のどの欄が動いたかを比べます。

日本年金機構の秋の送付案内は、介護保険料等の特別徴収額の変更により、振込額が変わる方への通知です。全受給者の年金本体が減るという案内ではありません。

通知された医療保険料から差引額を確認するときは、支援金を別の控除として重ねて引かないようにします。

保険料・住民税等の変更内容は、市区町村が確認先です。年金支払額そのものが変わっている場合は、控除額の比較だけで理由を決めず、年金額に関する通知も確認します。

日本年金機構の秋の通知書見本(PDF)では、各列の支払年月と「参考:前回支払額」を見比べられます。支払額等の変更が予定されている方は、その後の支払期まで金額が記載されない場合もあります。

通知された金額を差し引く計算例

次は税額や保険料を求める計算ではなく、通知済みの金額を転記して差引額を確かめる例です。

同じ支払回の架空例です。保険料・税は通知済みと仮定し、医療保険料は国民健康保険料(税)または後期高齢者医療保険料の片方で、子ども・子育て支援金込みとします。金額は整数円の仮定値のため端数処理はありません。

同じ支払回の架空の通知欄通知済みと仮定した額・差引結果
年金支払額240,000円
介護保険料額12,000円
医療保険料額(支援金込み)18,000円
所得税額および復興特別所得税額2,000円
個人住民税額および森林環境税額8,000円
控除後振込額240,000円−12,000円−18,000円−2,000円−8,000円=200,000円

通帳と照合するのは最後の「控除後振込額」です。別途納付書や口座振替で納める保険料・税を、通知書の控除後振込額からもう一度引く必要はありません。

実際の所得税等は社会保険料や各種控除を反映するため、通知書の年金支払額全体に税率を掛ける方法では照合できません。年間の申告を確認する場合は、年金受給者の確定申告で別に整理します。

似た名前の書類との違い

振込予定、改定後の年額、加入記録、税の申告では、見る書類が違います。「年金支払通知書」も振込通知書の別名ではありません。

書類主に分かること使い分け
年金振込通知書各支払期の年金支払額・天引き額・控除後振込額今回の口座入金と照合
年金額改定通知書物価・賃金の変動に応じた改定後の年金額改定後の年額を確認。振込額とは分ける
ねんきん定期便加入記録、加入実績に応じた年金額や見込額将来の見込み・記録を確認
公的年金等の源泉徴収票老齢・退職年金の支払額と源泉徴収された所得税額税の申告に使う金額を確認
年金支払通知書過去にさかのぼる年金額変更時の支払額等遡及変更に伴う支払いを確認

改定後の年額は日本年金機構「年金額改定通知書」、書類ごとの用途は同機構の通知書一覧で確認できます。定期便の欄の読み方はねんきん定期便の見方へ。

将来の額を調べる場合:年金の受給見込額 計算機

この計算機は将来の見込額を試算するものです。振込通知書の税・保険料や入金額は再計算しません。

届かない・なくしたときの確認方法

内容を確認したいときは、登録済みの「ねんきんネット」で通知書を表示し、PDFで保存・印刷できます。紙の通知書の再交付申請とは別の機能です。

2026年10月支払分の年金振込通知書は、ねんきんネットでの内容確認と再交付申請が2026年10月9日に開始されています。

  1. ねんきんネットで「通知書を確認する」画面を開き、年金振込通知書を選びます。
  2. 通知書の支払年月・振込先・控除後振込額を確認し、必要に応じてPDFを保存します。
  3. 紙が必要な場合は通知書の再交付申請へ進みます。ねんきんネットの年金振込通知書の再交付対象は直近送付分です。

ねんきんネットによる直近送付分の年金振込通知書の再交付は郵送のみで、発送まで約1週間が目安です。到着には配達日数も見込んでください。

通常の送付は、口座振込で年金を受け取る方へ毎年六月に行われます。振込額や受取金融機関に変更があれば、その都度通知されます。支払回ごとに新しい通知が届くとは限りません。

確認できない場合は、通知書の相談先や年金事務所へ。保険料・住民税等の天引き額については、市区町村の通知と照合してから担当窓口へ確認します。

確認を終えるためのチェック

  • 通知書の支払年月と通帳の入金日を対応させる。
  • 年金支払額は天引き前、通帳とは控除後振込額を比べる。
  • 前回と差があるときは、年金本体と控除額を分けて見る。
  • 医療保険料に含まれる支援金を重ねて差し引かない。

よくある質問

年金振込通知書のどの額が通帳に入りますか?

同じ支払回の「控除後振込額」です。年金支払額から、年金で天引きされる保険料・税を差し引いた額を示します。

振込額が減ったら、年金自体も減ったということですか?

それだけでは判断できません。年金支払額が同じでも、年金からの保険料・税の天引き額が増えれば振込額は減ります。前回と今回の年金支払額・控除欄を分けて比べます。

紛失した通知書はねんきんネットですぐ確認できますか?

登録済みのねんきんネットで、対象となる通知書の内容を表示しPDFで保存・印刷できます。紙の再交付は別の申請で、年金振込通知書は直近送付分が対象となり郵送で受け取ります。

次に読む

出典

日本年金機構の年金振込通知書の説明と公表見本による。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。個別の税務・労務相談には応じられません。年金の通知内容は日本年金機構、保険料・住民税等は市区町村、税の申告は税務署・税理士にご確認ください。

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