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楽天・SCHD vs SBI・V・米国高配当(年4回)|分配金・費用・実績を比較

結論から言うと、2024年9月18日〜2026年9月30日に100万円を一括で投資し、税引前の分配金を再投資した場合の終了時評価額は、楽天・SCHD(四半期決算型)が1,372,137円、SBI・V・米国高配当(年4回)が1,435,837円でした。直近1年(2025年9月30日〜2026年9月30日)の騰落率は楽天・SCHD(四半期決算型)が+31.67%、SBI・V・米国高配当(年4回)が+20.06%でした。比較期間全体ではSBI・V・米国高配当、直近1年では楽天・SCHDが上回り、期間によって順序が入れ替わっています。

投資先ETFの報酬を含む実質的な負担は、楽天・SCHDが年0.1238%程度、SBI・V・米国高配当(年4回)が年0.1038%程度です。投資先は前者がダウ・ジョーンズ US ディビデンド 100 インデックスに連動を目指すETF、後者がFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動を目指すETFで、指数が違います。

基準価額は運用会社が公表する分配金再投資基準価額(SBI・V・米国高配当(年4回)は、ウエルスアドバイザーが配信する基準価額と日々の騰落率から計算した、税引前の分配金再投資ベースの値)の2026年9月30日までのデータ、費用は2026年10月1日に確認した交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートの記載です。どちらかの購入や売却を勧めるものではなく、資料で確かめられる事実を並べています。

同じ期間の100万円を、分配金再投資で比べる

項目楽天・SCHD(四半期決算型)SBI・V・米国高配当(年4回)
比較期間2024年9月18日〜2026年9月30日2024年9月18日〜2026年9月30日
累積騰落率+37.21%+43.58%
年率換算(複利)+16.85%+19.49%
100万円の終了時評価額(売却前)1,372,137円1,435,837円
比較期間内の最大下落率-21.24%-19.17%
直近1年の騰落率(2025年9月30日〜)+31.67%+20.06%

最大下落率は、比較期間内のそれまでの高値から、その後の安値までの下落を日次で測った値です。設定来の最悪値や将来の損失の上限ではありません。年率は複利換算で、比較期間の暦日数(742日)を365.25日で割った年数(2.03年)で計算しています。毎年同じ率で増えたという意味ではありません。

20010050開始日終了日
開始日(2024年9月18日)を100に統一。実線:楽天・SCHD(四半期決算型)。破線:SBI・V・米国高配当(年4回)。税引前の分配金を再投資した推移で、数値は直上の表のとおりです。

目論見書の料率と、総経費率の実績を分けて見る

項目楽天・SCHD(四半期決算型)SBI・V・米国高配当(年4回)
信託報酬(税込年率・ファンド本体)年0.1238%年0.0638%(国内ファンド分)
投資先ETF等を含む実質的な負担年0.1238%程度(投資先ETFの報酬相当額は委託会社が充当)年0.1038%程度(投資先ETF年0.04%程度を含む)
総経費率(実績・年率)0.19%※0.14%
総経費率の対象期間2025/8/26〜2026/2/252025/11/21〜2026/5/20
連動対象・投資対象ベンチマークなし(投資先ETFはダウ・ジョーンズ US ディビデンド 100 インデックスに連動を目指す)FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
為替ヘッジ原則なしなし
決算年4回(2・5・8・11月の各25日。休業日の場合は翌営業日)年4回(2・5・8・11月の各20日。休業日の場合は翌営業日)
設定日2024年9月18日2024年1月30日
購入時手数料/信託財産留保額なし/なしなし/なし

総経費率には、原則として購入時手数料、売買委託手数料、有価証券取引税が含まれません。対象期間と、含まれる費用の範囲をそろえて読む必要があります。

表の総経費率は、直近の運用報告書の作成対象期間の実績値で、交付目論見書の(参考情報)欄に載っている値です。

楽天・SCHD(四半期決算型)の交付目論見書は、その他の費用・手数料のひとつに貸付有価証券関連報酬を挙げ、有価証券の貸付取引を行った場合は、投資信託財産の収益となる品貸料に0.55(税抜0.5)を乗じて得た額としています。SBI・V・米国高配当(年4回)の交付目論見書は、有価証券の貸付の指図を行った場合、ファンドの品貸料およびマザーファンドの品貸料のうちファンドに属するとみなした額の55.0%(税抜50.0%)以内の額が運用管理費用(信託報酬)に追加されると定めています。表の信託報酬と実質的な負担は、貸付を行った場合のこれらの額を含まない率です。

※楽天・SCHD(四半期決算型)の0.19%には、投資先ETFにかかる年0.06%程度の報酬が反映されていますが、委託会社がその相当額をファンドに別途充当しています(詳しくは下の費用の節)。

投資先のETFと指数が違う:ダウ・ジョーンズ US ディビデンド 100 とFTSEハイディビデンド・イールド

楽天・SCHDはマザーファンドを通じて「シュワブ・米国配当株式ETF」に投資します。このETFはダウ・ジョーンズ US ディビデンド 100 インデックスへの連動を目指します。ただし楽天・SCHD自体には、交付目論見書上のベンチマークはありません。

SBI・V・米国高配当(年4回)は「バンガード・米国高配当株式ETF」を通じて、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)への連動を目指すインデックス型です。

楽天・SCHDの投資先ETFの投資銘柄数は103で、最も比率が高いメルクが4.8%です(2026年8月末現在)。SBI・V・米国高配当の組入1位はブロードコムで6.95%です(2026年8月31日基準)。指数が違うため、同じ「米国高配当」でも業種や銘柄の比率が異なり、実績の差は費用の差だけでは説明できません。

直近4回の分配金(1万口当たり・税引前)

決算日(楽天・SCHD)分配金決算日(SBI・V・米国高配当)分配金
2025年11月25日85円2025年11月20日65円
2026年2月25日90円2026年2月20日80円
2026年5月25日90円2026年5月20日70円
2026年8月25日95円2026年8月20日80円
4回の合計360円4回の合計(SBI)295円

分配金は1万口当たりの金額で、2本は基準価額の水準が違うため、円の金額どうしで利回りの高低は比べられません。上の実績表は、分配金を受け取らずに再投資したと仮定した値です。分配金は投資信託の純資産から支払われるので、支払われた金額に相当する分、基準価額は下がります。

ETFの報酬をどう数えるかで、表示の料率が変わる

楽天・SCHDの信託報酬は年0.1238%で、投資先ETFで日々差し引かれる年0.06%程度の報酬相当額は、委託会社が合理的に見積ってファンドに充当すると交付目論見書に書かれています。そのため実質的な負担も年0.1238%程度と表示されています。

SBI・V・米国高配当(年4回)は国内ファンド分が年0.0638%で、投資先ETFの年0.04%程度を加えた実質的な負担が年0.1038%程度です。「ファンド本体の信託報酬」の行だけを並べると0.1238%と0.0638%に見えますが、ETF分を含めてそろえた差は年0.02ポイント程度です。

直近の運用報告書の作成対象期間の総経費率は、楽天・SCHD(四半期決算型)が0.19%(2025/8/26〜2026/2/25)、SBI・V・米国高配当(年4回)が0.14%(2025/11/21〜2026/5/20)です。総経費率の対象期間は半年ごとの作成期間で、2本で時期がずれています。

楽天・SCHDの総経費率0.19%には、投資先ETFにかかる年0.06%程度の報酬が反映されていますが、委託会社がその相当額をファンドに別途充当していると交付目論見書の注記にあります。交付運用報告書の内訳は、このファンドの費用の比率が0.13%、投資先ファンドの運用管理費用等の比率が0.06%です。SBI・V・米国高配当(年4回)の0.14%の内訳は、当ファンドの費用の比率0.08%、投資先ファンドの運用管理費用の比率0.06%で、このような充当の記載はありません。SBI・V・米国高配当(年4回)の投資先ETFの費用は、交付目論見書の年0.04%程度と、総経費率の内訳の0.06%とで数字が違います。前者は交付目論見書の概算値、後者は2025年11月21日〜2026年5月20日の実績の比率で、違いの理由は資料に書かれていません。充当の扱いが違うため、総経費率の数字どうしの差は、そのまま実質的な負担の差にはなりません。

計算条件と、この比較からは分からないこと

2026年10月1日に取得した日次データを使い、2024年9月18日以降で、2本とも基準価額がある日だけを比べました。楽天・SCHD(四半期決算型)の設定日(2024年9月18日)が終点の3年前より後のため、2本の基準価額がそろう最初の日であるこの設定日を起点にしました。終点は月末の2026年9月30日に固定しました(取得したデータに10月1日分がある場合も、9月末で区切っています)。

終了時評価額は「100万円×終点の再投資基準価額÷起点の再投資基準価額」で計算しました。基準価額は信託報酬などを差し引いた後の値なので、費用をもう一度引いてはいません。購入時・換金時の手数料と投資者ごとの税金は含めていないため、実際に受け取る手取り額とは異なります。

開始日を変えれば実績の差も変わります。この記事は費用・投資対象・下落率を並べるところまでとし、総合順位や購入判断にはまとめていません。総経費率は次の運用報告書が出た時点で、実績は四半期ごとに期間を更新する予定です。

積立額と仮定の年率から将来額を計算する

シミュレーターに入れる年率は仮定です。過去の実績が将来も続く前提にはしないでください。

よくある質問

Q. 信託報酬はどちらが低いですか?

A. 投資先ETFの報酬を含めた実質的な負担は、楽天・SCHDが年0.1238%程度、SBI・V・米国高配当(年4回)が年0.1038%程度です。ファンド本体の信託報酬だけを比べると差が大きく見えるので、含める範囲をそろえて読みます。

Q. 分配金の金額が大きい方が利回りも高いのですか?

A. 言えません。分配金は1万口当たりの金額で、基準価額の水準が違う2本の金額を並べても利回りの比較にはなりません。分配金を再投資した基準価額の比較は表のとおりです。

Q. 表の評価額は売却して受け取れる金額ですか?

A. 違います。税引前の分配金を再投資した基準価額で計算した売却前の金額です。購入時・換金時の手数料や投資者ごとの税金は含みません。基準価額に反映済みの信託報酬を二重に引いてもいません。

Q. どちらが上回ったかは期間で変わりますか?

A. 変わりました。2024年9月18日〜2026年9月30日の累積騰落率はSBI・V・米国高配当(年4回)が上でしたが、直近1年は楽天・SCHDが上でした。

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出典

本記事は一般的な情報提供を目的とし、特定の金融商品の取得・売買を勧めるものではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言を行うものでもありません。数値は記載した期間の過去の実績であり、将来の運用成果を示しません。費用・運用方針は変更されるため、最新の交付目論見書をご確認ください。

資料確認日: 2026年10月1日。運用会社の交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートと、基準価額データ(SBI・V・米国高配当(年4回)はウエルスアドバイザー配信、もう1本は運用会社公表)。

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