税金・経理・補助金ツールズ

eMAXIS Slim国内株式(日経平均) vs たわらノーロード日経225|費用と実績

結論から言うと、2023年9月29日〜2026年9月30日に100万円を一括で投資し、税引前の分配金を再投資した場合の終了時評価額は、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が2,198,585円、たわらノーロード日経225が2,195,594円でした。比較期間全体(2023年9月29日〜2026年9月30日)の税引前分配金再投資ベースの最大下落率はeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が-25.48%、たわらノーロード日経225が-25.49%です。2本は、2026年10月9日に確認した交付目論見書では同じ指数への連動を目指しており、比較期間(2023年9月29日〜2026年9月30日)の日次騰落率の相関は小数第4位までの表示で1.0000でした。たわらノーロード日経225は、2025年1月16日にベンチマークを日経平均株価(日経225)から日経平均トータルリターン・インデックスに変更しており(交付運用報告書の約款変更のお知らせ)、比較期間(2023年9月29日〜2026年9月30日)はこの変更日をまたいでいます。

信託報酬(税込年率・ファンド本体・有価証券の貸付を行った場合の追加分を除く)は、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が年0.143%以内(純資産総額に応じた段階制)、たわらノーロード日経225が年0.143%以内(2026年7月14日現在は年0.143%)です。直近の運用報告書の作成対象期間について年率換算した総経費率(参考値・原則として購入時手数料、売買委託手数料、有価証券取引税を除く)は、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が0.14550%(2025/4/26〜2026/4/27)、たわらノーロード日経225が0.14%(2024/10/16〜2025/10/14)です。2本とも、交付目論見書(eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は使用開始日2026年7月25日、たわらノーロード日経225は使用開始日2026年7月15日)にNISAの「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の対象と書かれており、販売会社により取扱いが異なる場合があります。

基準価額はeMAXIS Slim国内株式(日経平均)とたわらノーロード日経225とも運用会社の公表する分配金再投資基準価額で、どちらも2026年9月30日までのデータです。費用は2026年10月9日に確認した交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートの記載です。どちらかの購入や売却を勧めるものではなく、資料で確かめられる事実を並べています。

同じ期間の実績を、分配金再投資で比べる

項目(基準価額は2026年9月30日まで)eMAXIS Slim国内株式(日経平均)たわらノーロード日経225
比較期間2023年9月29日〜2026年9月30日2023年9月29日〜2026年9月30日
累積騰落率(比較期間・税引前分配金再投資)+119.86%+119.56%
年率換算(複利・比較期間・税引前分配金再投資)+29.99%+29.93%
100万円の終了時評価額(売却前・税引前・比較期間・分配金再投資)2,198,585円2,195,594円
比較期間内の最大下落率(税引前分配金再投資)-25.48%-25.49%
直近1年の騰落率(2025年9月30日〜2026年9月30日・税引前分配金再投資)+50.76%+50.68%

最大下落率は、比較期間内のそれまでの高値から、その後の安値までの下落を日次で測った値です。将来の損失の上限ではありません。年率は分配金再投資ベースの累積騰落率を複利で年率に直した値で、比較期間の暦日数(1,097日)を365.25で割った年数(3.00年)で計算しています。毎年同じ率で増えたという意味ではありません。

25010050開始日終了日
開始日(2023年9月29日)を100に統一し、終了日(2026年9月30日)までを描画。実線:eMAXIS Slim国内株式(日経平均)。破線:たわらノーロード日経225。税引前の分配金を再投資した推移で、数値は直上の表のとおりです。

2026年9月30日現在の各社の月次レポートでは、過去3年の騰落率(税引前の分配金を再投資したものとして計算した累積の値で、投資者ごとの実際の利回りとは異なります)が、ベンチマークの日経平均トータルリターン・インデックス121.1%に対し、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が119.9%、たわらノーロード日経225が119.6%です。この記事が基準価額から計算した比較期間(2023年9月29日〜2026年9月30日)の累積騰落率(+119.86%と+119.56%・税引前分配金再投資)は、小数第1位に四捨五入すると月次レポートのこの値(119.9%と119.6%)と一致します。

目論見書の料率と、総経費率(参考値)を分けて見る

次の表は2026年10月9日に確認した交付目論見書(eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は使用開始日2026年7月25日、たわらノーロード日経225は使用開始日2026年7月15日)の記載で、料率は税込の年率、総経費率は表の対象期間についての年率換算の参考値です。

項目(2026年10月9日に確認した資料)eMAXIS Slim国内株式(日経平均)たわらノーロード日経225
信託報酬(税込年率・ファンド本体・貸付時の追加分を除く)年0.143%以内(段階制)年0.143%以内(2026年7月14日現在0.143%)
総経費率(年率換算の参考値。購入時手数料・売買委託手数料等を除く)0.14550%(対象期間2025/4/26〜2026/4/27)0.14%(対象期間2024/10/16〜2025/10/14)
総経費率の対象期間2025/4/26〜2026/4/272024/10/16〜2025/10/14
連動対象・投資対象日経平均トータルリターン・インデックス(配当込みの日経平均株価)日経平均トータルリターン・インデックス(配当込みの日経平均株価)
決算年1回(毎年4月25日。休業日の場合は翌営業日)年1回(毎年10月12日。休業日の場合は翌営業日)
設定日2018年2月2日2015年12月7日
購入時手数料/信託財産留保額なし/なしなし/なし

2本の総経費率には、原則として購入時手数料、売買委託手数料、有価証券取引税が含まれず、消費税等のかかる費用は消費税等を含みます。対象期間と、含まれる費用の範囲をそろえて読む必要があります。

表の総経費率は、直近の運用報告書の作成対象期間について年率換算した参考値で、2本とも交付目論見書の(参考情報)欄に載っている値です。2本の交付運用報告書は、総経費率などの値について、あくまでも参考であり、実際に発生した費用の比率とは異なると注記しています。eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の総経費率0.14550%(対象期間2025/4/26〜2026/4/27の年率で、原則として購入時手数料・売買委託手数料・有価証券取引税を除く参考値)は交付目論見書が載せている小数第5位までの詳細な値で、同じ欄の小数第2位までの表示は0.14%です(どちらも資料の表示のまま)。たわらノーロード日経225の総経費率(対象期間2024/10/16〜2025/10/14)は小数第2位までの表示しかないため、2本の総経費率の小数第3位以下の差は比べられません。たわらノーロード日経225の交付目論見書は、総経費率(対象期間2024/10/16〜2025/10/14)について、ファンドにより購入時手数料、売買委託手数料、有価証券取引税以外にも計算に含まれない費用が存在する場合があるとしたうえで、このファンドについては入手し得る情報において計算に含まれていない費用はないと注記しています。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の交付目論見書は、有価証券の貸付の指図を行った場合、ファンドの品貸料およびマザーファンドの品貸料のうちファンドに属するとみなした額の49.5%(税抜45.0%)以内の額が運用管理費用(信託報酬)に追加されると定めています。たわらノーロード日経225の交付目論見書は、投資対象とするマザーファンドで有価証券の貸付の指図を行った場合、マザーファンドの品貸料のうちファンドに属するとみなした額に55%未満(税抜50%)の率を乗じた額を運用管理費用(信託報酬)に含めると定めており、2026年7月14日現在の率は品貸料の49.5%(税抜45%)以内で、この額と通常の信託報酬との合計(税抜)は各計算期間に純資産総額に年0.5%(税抜)を乗じて得た額を超えないとも定めています。表の信託報酬は、有価証券の貸付の指図を行った場合のこれらの額を含まない率です。

2本の交付目論見書は、信託報酬のほかに、監査費用、有価証券の売買時の手数料、信託事務の処理にかかる諸費用、海外(外国)で資産を保管する場合の費用などを、その他の費用・手数料としてファンドが負担すると定めています。このその他の費用・手数料について、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の交付目論見書は、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等を記載できないとしています。たわらノーロード日経225の交付目論見書は、定期的に見直されるものや売買条件等により異なるものがあるため、事前に料率・上限額等を示すことができないとしています。表の信託報酬は、このその他の費用・手数料を含まない率です。

同じ指数への連動を目指す2本の、組入比率・設定日・決算日

2本とも、配当込みの日経平均株価(日経225)の値動きを示す日経平均トータルリターン・インデックスへの連動を目指します。eMAXIS Slim国内株式(日経平均)はこの指数をベンチマークとし、たわらノーロード日経225はこの指数の動きに連動する投資成果をめざすと、それぞれの交付目論見書に書いています。たわらノーロード日経225の交付運用報告書(作成対象期間2024年10月16日〜2025年10月14日)は、約款変更のお知らせとして、このファンドとマザーファンドのベンチマークを2025年1月16日に日経平均株価(日経225)から日経平均トータルリターン・インデックスに変更したと書いています。2本ともファミリーファンド方式で、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は日経225マザーファンド、たわらノーロード日経225はインデックス225マザーファンドへの投資を通じて国内の株式に投資します。

次の表は、2026年9月30日現在の各社の月次レポートに載っている、純資産総額に対する比率です(組入上位5銘柄と、株式の現物・先物の比率)。

銘柄・資産(2026年9月30日・純資産総額に対する比率)eMAXIS Slimたわら
アドバンテスト10.9%10.7%
東京エレクトロン8.8%8.7%
ファーストリテイリング8.4%8.3%
ソフトバンクグループ7.6%7.5%
リクルートホールディングス2.5%2.5%
株式の現物98.1%96.8%
株式の先物1.8%3.2%

2026年9月30日現在の月次レポートでは、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の組入銘柄数は225銘柄で、純資産総額に対する比率は株式の現物98.1%・先物1.8%(実質国内株式99.9%)です。2026年9月30日基準のマンスリーレポートでは、たわらノーロード日経225の組入銘柄数は225で、純資産総額に対する実質的な比率は株式等現物96.8%・株式先物3.2%(株式実質組入100.0%)です。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の交付目論見書は、対象インデックスとの連動を維持するため、先物取引等を利用し株式の実質投資比率が100%を超える場合があるとしています。たわらノーロード日経225の交付目論見書は、指数への連動性を高めるため、有価証券先物取引等を活用する場合があるとしています。

純資産総額は、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が2026年9月30日現在で5,551.83億円です。たわらノーロード日経225の純資産総額は、2026年9月30日基準で511,999百万円(億円に直すと5,119.99億円)です。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の設定日は2018年2月2日です。たわらノーロード日経225の設定日は2015年12月7日です。決算は2本とも年1回で、決算日はeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が毎年4月25日、たわらノーロード日経225が毎年10月12日です(どちらも休業日の場合は翌営業日)。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の分配金(1万口当たり・税引前)は、2026年9月30日現在の月次レポートに載っている第4期(2021年4月26日決算)から第9期(2026年4月27日決算)までの各期が0円で、設定来累計も0円です。たわらノーロード日経225の分配金(1万口当たり・税引前)は、2026年9月30日基準のマンスリーレポートに載っている第8期(2023年10月12日決算)から第10期(2025年10月14日決算)までの各期が0円で、設定来累計も0円です。分配金は過去の実績で、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の交付目論見書は、信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制する方針(基準価額水準や市況動向等により変更する場合があります)としています。たわらノーロード日経225の交付目論見書は、分配金額は分配方針に基づいて委託会社が決定し、分配金が支払われない場合もあるとしています。

信託報酬(貸付時の追加分を除く)の上限は2本で同じ。決め方が違う

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の信託報酬(税込・有価証券の貸付を行った場合の追加分を除く)は純資産総額に応じた段階制で、2,500億円未満の部分が年0.14300%、2,500億円以上5,000億円未満の部分が年0.14289%、5,000億円以上の部分が年0.14278%です。交付目論見書(使用開始日2026年7月25日)は、上の段階制の率を用いて計算した例として、純資産総額2,900億円・3,900億円・4,900億円のときの実質信託報酬率(税込)を年0.14299%・0.14297%・0.14295%としています。2026年9月30日現在の純資産総額5,551.83億円はこの3つの例のどれよりも大きく、この水準では、純資産総額のうち5,000億円以上の部分に、信託報酬(税込・貸付時の追加分を除く)の段階のうち最も低い年0.14278%がかかります。

たわらノーロード日経225の信託報酬(税込・マザーファンドで有価証券の貸付を行った場合の追加分を除く)は年0.143%以内で、2026年7月14日現在の率は年0.143%です。

2本の総経費率は対象期間がずれており(eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は2025/4/26〜2026/4/27、たわらノーロード日経225は2024/10/16〜2025/10/14)、差には年度の違いも入ります。

計算条件と、この比較からは分からないこと

2026年10月9日に取得した日次データを使い、2023年9月29日以降で、2本とも基準価額がある日だけを比べました。2本とも終点の3年前より前に設定されているため、起点は2023年9月29日です(3年前にあたる2023年9月30日が土曜日のため、その前の営業日)。終点は月末の2026年9月30日に固定しました(取得したデータは2026年10月8日分までありますが、月末で区切っています)。

比較期間の終了時評価額は「100万円×終点の再投資基準価額÷起点の再投資基準価額」で計算しました。基準価額は信託報酬などを差し引いた後の値なので、費用をもう一度引いてはいません。投資者ごとの税金(分配金や換金時の差益にかかる税金)は含めていないため、課税される普通分配金や譲渡益がある場合の実際の手取り額は、その税金の分だけこの評価額より少なくなります(NISAの非課税の扱いを受ける場合や、確定拠出年金の資産管理機関等が受益者の場合は、この税金はかかりません)。2本とも、交付目論見書の購入時手数料と信託財産留保額は「ありません」と書かれています。

開始日を変えれば実績の差も変わります。この記事は費用・投資対象・下落率を並べるところまでとし、総合順位や購入判断にはまとめていません。総経費率は次の運用報告書が出た時点で、実績は四半期ごとに期間を更新する予定です。

積立額と仮定の年率から将来額を計算する

シミュレーターに入れる年率は仮定です。過去の実績が将来も続く前提にはしないでください。

よくある質問

2本は同じ指数ですか?

どちらも、2026年10月9日に確認した交付目論見書では日経平均トータルリターン・インデックス(配当込みの日経平均株価)への連動を目指します。たわらノーロード日経225は、2025年1月16日にベンチマークを日経平均株価(日経225)から日経平均トータルリターン・インデックスに変更しています(交付運用報告書の約款変更のお知らせ)。ただし別の投資信託で、投資先のマザーファンド、設定日、決算日、信託報酬の決め方(純資産総額に応じた段階制か、単一の率か)が違います。

信託報酬はどちらが低いですか?

交付目論見書の信託報酬(税込・有価証券の貸付を行った場合の追加分を除く)は2本とも年0.143%以内です。eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の信託報酬(税込・貸付時の追加分を除く)は純資産総額に応じた段階制で、2,500億円未満の部分が年0.14300%、2,500億円以上5,000億円未満の部分が年0.14289%、5,000億円以上の部分が年0.14278%です。たわらノーロード日経225の信託報酬(税込・貸付時の追加分を除く)は年0.143%以内で、2026年7月14日現在の率は年0.143%です。

NISAのつみたて投資枠の対象ですか?

2本とも、交付目論見書(eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は使用開始日2026年7月25日、たわらノーロード日経225は使用開始日2026年7月15日)にNISAの「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の対象と書かれており、販売会社により取扱いが異なる場合があるほか、NISAを利用できるのは非課税口座を開設するなど一定の条件に該当する方です。

表の評価額は売却して受け取れる金額ですか?

違います。税引前の分配金を再投資した基準価額で計算した売却前の金額で、投資者ごとの税金(分配金や換金時の差益にかかる税金)は含みません。2本とも、交付目論見書の購入時手数料と信託財産留保額は「ありません」と書かれています。基準価額に反映済みの信託報酬を二重に引いてもいません。

分配金は出ていますか?

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の分配金(1万口当たり・税引前)は、2026年9月30日現在の月次レポートで設定来累計0円です。たわらノーロード日経225の分配金(1万口当たり・税引前)も、2026年9月30日基準のマンスリーレポートで設定来累計0円です。どちらも過去の実績で、将来の分配金の支払いやその金額を保証するものではありません。

直近1年ではどちらが上でしたか?

2025年9月30日〜2026年9月30日の税引前分配金再投資ベースの騰落率は、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が+50.76%、たわらノーロード日経225が+50.68%で、開始日によって結果は変わります。

次に読む

出典

本記事は一般的な情報提供を目的とし、特定の金融商品の取得・売買を勧めるものではありません。当サイトは金融商品取引業者ではなく、投資助言を行うものでもありません。数値は記載した期間の過去の実績であり、将来の運用成果を示しません。費用・運用方針は変更されるため、最新の交付目論見書をご確認ください。

資料確認日: 2026年10月9日。運用会社の交付目論見書・交付運用報告書・月次レポートと、運用会社公表の基準価額データ。

この内容をXで共有