税金・経理・補助金ツールズ

利益率・原価率 計算ツール(粗利率・上乗せ率・売価の逆算)

原価と売価から、利益額・粗利率・原価率・上乗せ率を計算します。目標の粗利率(または上乗せ率)から、その率以上になる1円単位の売価も逆算できます。仕入は税込・売価は税抜のように、原価と売価で税込・税抜や税率がちがっても、同じ基準にそろえてから計算します。入力した金額はブラウザの外へ送信されません。

原価と売価から利益率を計算する

入力例:800円なら 800
入力例:1,000円なら 1000
そろえる基準と端数処理(ふつうは変えなくてよい)

目標の率から売価を逆算する

入力例:800円なら 800
入力例:20%なら 20
そろえる基準と端数処理(ふつうは変えなくてよい)

逆算の答えは、入力した率を満たす最も安い1円単位の売価です。その価格で売るべきかどうかを示すものではありません。

上の計算機の式と、税込・税抜をそろえるしくみをまとめます(一般的な計算方法の説明であり、個別の経営・税務の相談への回答ではありません)。

利益率・原価率・上乗せ率の計算式

日本政策金融公庫の手引きは、売上総利益率(粗利益率)を「売上総利益/売上高」としています。1つの商品で考えると、売価から原価を引いた利益額を、売価で割ったものが粗利率です。

求めるもの計算式分母
利益額(粗利)売価 − 原価—
粗利率(売上総利益率・利益率)利益額 ÷ 売価売価
原価率原価 ÷ 売価売価
上乗せ率(マークアップ率)利益額 ÷ 原価原価

粗利率と原価率は分母がどちらも売価なので、足すと100%になります。上乗せ率だけは分母が原価なので、同じ商品でも粗利率より大きな数字になります。

原価 800円 利益 200円 売価 1,000円 粗利率 = 利益200円 ÷ 売価1,000円 = 20%(原価率は800円 ÷ 1,000円 = 80%) 上乗せ率 = 利益200円 ÷ 原価800円 = 25%
J-Net21の例題と同じ、売価1,000円・仕入800円の商品。同じ利益200円でも、売価で割るか原価で割るかで率がちがいます。

J-Net21の例題(売価1,000円・仕入800円)では、差額は200円です。日本政策金融公庫の手引きの記入例(売上原価32,400千円・売上高90,000千円)では、原価率は36%です。どちらも、この計算機に入れると同じ利益額・原価率になります。

粗利率と上乗せ率を取り違えない

「原価に25%乗せる」と「粗利率25%」は別の価格になります。原価800円に25%を上乗せした1,000円の粗利率は20%です。粗利率を25%以上にしたいなら、800円 ÷(1 − 25%)= 1,066.66…円なので、1円単位では1,067円が必要です。逆算では、目標にする率が粗利率か上乗せ率かを選んでから計算してください。

税込と税抜がまざっているとき

仕入の領収書は税込、取引先への売価は税抜、のように基準がちがう金額をそのまま引き算すると、利益額も率もずれます。この計算機は、原価と売価それぞれに税込・税抜と税率(10%・8%)を指定でき、指定した基準(税抜または税込)にそろえてから計算します。

税込の金額から税抜の金額を出すときは、税込の金額に10/110(軽減税率8%なら8/108)を掛けた消費税額の1円未満を端数処理し、税込から引きます。国税庁のインボイスQ&Aの記載例と同じ数字で確かめると、次のとおりです。

税込の金額消費税額(記載例)この計算機の税抜
60,000円(10%)60,000円×10/110≒5,454円54,546円
40,000円(8%)40,000円×8/108≒2,962円37,038円

適格請求書(インボイス)に記載する消費税額等の1円未満の端数処理は、切捨て・切上げ・四捨五入のどれでもよいとされています(国税庁タックスアンサーNo.6371)。請求書では、請求書ごと・税率ごとに1回だけ端数処理します。商品ごとに丸めた税額を合計することはできません(国税庁インボイスQ&A問57)。

この計算機は1つの金額を税込・税抜に直す価格の試算で、同じ3つの方法を選べます(初期値は切捨て)。端数処理のちがいで、税込から出した税抜の金額は1円変わることがあります。消費税そのものの計算は消費税計算ツールでできます。

目標の率から売価を逆算するしくみ

逆算は「入力した率以上になる、1円単位で最も安い売価」を探します。たとえば原価800円(税抜)・粗利率20%なら税抜1,000円で、1円安い999円では20%に届きません。答えの売価を税込で求めると、端数処理の方法によって答えが変わります。消費税の端数を切り捨てると、税込1,099円の税抜は1,000円(消費税99円)になり、粗利率20%に届きます。四捨五入なら税込1,099円の税抜は999円なので、答えは1,100円になります。

粗利率は100%以上にはできません(売価をいくら上げても、原価がある限り100%に届かないため)。上乗せ率は100%を超えても計算できます。

よくある質問

利益率と粗利率は同じですか?

「利益率」は営業利益や経常利益の率を指すこともあります。この計算機の粗利率は、売価から原価を引いた利益額を売価で割った率で、日本政策金融公庫の手引きの売上総利益率(粗利益率)と同じ考え方です。

値引きした後の粗利率はどう出しますか?

値引き後の売価を「売価」に入れて計算し直してください。値引き前と並べると、値引きでどれだけ粗利率が下がるかが分かります。

損益分岐点も計算できますか?

固定費と変動費から損益分岐点売上高や販売数量を出すのは損益分岐点 計算ツールです。

出典

日本政策金融公庫・中小機構・国税庁の公表資料を読み、記載例の数字をこの計算機で再現して確認。

このページは一般的な計算方法の説明です。個別の価格設定・税務の相談への回答ではありません。

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