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楽天・SCHDの分配金:確定実績・保有口数からの受取額・基準価額との関係

楽天・SCHD(楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))の分配金の受取額(税引前)は、1万口当たりの分配金×保有口数÷1万口で計算します。直近の2026年8月25日の決算は1万口当たり95円(税引前)で、保有口数100万口(架空の例)なら税引前9,500円です。

費用や値動きを他のファンドと比べるときは、楽天・SCHD vs 楽天・VYMなどの比較記事にまとめています。

確定した分配金の実績

次の表は、楽天投信投資顧問が公表している決算日ごとの分配金(1万口当たり・税引前)と、分配後の基準価額(1万口当たり)です。2026年10月13日分までの基準価額データと、2026年8月31日作成基準の月次レポートで確認した過去の実績で、将来の分配金を示すものではありません。

決算日分配金(1万口当たり・税引前)分配後の基準価額(1万口当たり)
2025年2月25日85円10,595円
2025年5月26日70円9,231円
2025年8月25日80円10,301円
2025年11月25日85円10,581円
2026年2月25日90円12,329円
2026年5月25日90円13,048円
2026年8月25日95円14,018円

設定日(2024年9月18日)から2026年8月25日の決算までの合計は、1万口当たり595円(税引前)です。決算日は毎年2・5・8・11月の各25日で、休業日の場合は翌営業日です(2025年5月25日は日曜のため26日)。

次の決算日は2026年11月25日(水)で、分配金の額はその日に委託会社が決め、分配を行わない場合もあります。

保有口数から受取額を計算する

受取額(税引前)=1万口当たりの分配金×保有口数÷1万口、です。基準価額も1万口当たりの額で表示されるので、口数を1万口で割ってから掛けます。

次の表は、2026年8月25日の決算の1万口当たり95円(税引前)を、架空の保有口数に当てはめた例です。

保有口数(架空の例)受取額(税引前)
10万口950円
100万口9,500円
500万口47,500円

運用報告書も、ファンド全体の分配金の総額を同じ式で出しています。2025年11月25日の決算では、期末残存口数164,926,031,377口×1万口当たり85円(税込)÷10,000で、1,401,871,266円でした(円未満切捨て)。

普通分配金と元本払戻金の分け方と税金

課税口座の個人では、分配金が「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」に分かれます。どちらになるかは、分配後の基準価額と、その人の個別元本(購入価額)を比べて決まります。

2026年8月25日の決算(1万口当たり95円・税引前、分配後の基準価額14,018円)で、個別元本が違う架空の例を並べると次のとおりです。金額は1万口当たりです。

個別元本(架空)普通分配金元本払戻金分配後の個別元本
13,000円95円0円13,000円
14,060円53円42円14,018円
14,200円0円95円14,105円

2026年8月25日の決算(1万口当たり95円・税引前、分配後の基準価額14,018円)で保有口数が100万口(架空の例)なら、個別元本14,060円の人は普通分配金5,300円と元本払戻金4,200円を受け取ります。

個別元本の高さで普通分配金と元本払戻金が分かれる仕組み(2026年8月25日の決算、1万口当たり・架空の個別元本) 分配金 95円 分配後の 基準価額 14,018円 C 個別元本14,200円 → 95円全部が元本払戻金 B 個別元本14,060円 → 元本払戻金42円・普通分配金53円 A 個別元本13,000円 → 95円全部が普通分配金 縦の長さは目盛りどおりではありません
個別元本(架空の例)が分配後の基準価額より上にある分が、分配金の額を上限に元本払戻金になる。金額は1万口当たり・税引前。

普通分配金にかかる源泉徴収の税率

個人が課税口座で受け取る普通分配金には、20.315%(所得税・復興特別所得税・地方税の合計)が源泉徴収されます(外国税の調整がある場合は異なる)。元本払戻金は非課税です(所得税法9条1項11号)。法人の場合は異なります。

次の表は、2026年8月25日の決算(1万口当たり95円・税引前)で、個人の課税口座・保有口数100万口(架空の例)・全額が普通分配金の場合の目安です。外国税の調整がある場合は、この計算値と一致しません。

項目金額(目安)
受取額(税引前)9,500円
源泉徴収(9,500円×20.315%)1,929.925円(約1,930円)
手取り約7,570円

外国税の調整

目論見書は「外国税額控除の適用となった場合には、分配時の税金が上記と異なる場合があります」としています。この記事の税額の計算には、その調整を含めていません(関係する条文は所得税法176条3項・4項)。

NISAと配当控除

このファンドはNISAの成長投資枠の対象で、販売会社によって取扱いが異なる場合があります。販売会社でNISAの非課税口座を開設し、制度の上限(毎年の購入額と保有全体の上限)の範囲内で新たに購入した分の分配金は非課税です。このファンドの分配金に、配当控除の適用はありません。

分配金と基準価額の関係

分配金は投資信託の純資産から支払われるので、支払われるとその金額相当分だけ基準価額が下がります。分配金は、計算期間中の収益を超えて支払われる場合もあります。

2026年9月30日の1万口当たりの基準価額は13,022円、分配金再投資基準価額は13,720円でした。分配金再投資基準価額は、税引前の分配金を再投資したものとみなした計算値で、基準価額と同じく信託報酬控除後の値です。

交付運用報告書の分配原資の内訳では、第4期(2025年11月25日決算)の1万口当たり85円と第5期(2026年2月25日決算)の90円(いずれも税込)は、全額が「当期の収益」から支払われていました。「当期の収益」は、経費控除後の配当等収益と、経費控除後の有価証券売買等損益です。

これはファンド全体の内訳です。各投資者の普通分配金と元本払戻金の区分は、上の個別元本の比較で決まります。

分配の比率を受取額の見込みにしない

交付運用報告書の「対基準価額比率」(分配金÷分配金込みの期末基準価額)は、第4期が0.797%、第5期が0.725%で、過去の実績の比率であり、将来の分配を保証するものではありません。

直近4回の分配金の合計(1万口当たり360円・税引前)を2026年9月30日の基準価額13,022円で割ると約2.76%ですが、これも過去の実績の比率で、将来の受取額を保証しません。

目論見書は、分配金の額は委託会社が基準価額の水準や市況動向などを勘案して決め、必ず分配を行うものではないとしています。

いつ・どう受け取るか

収益分配金は、販売会社で決算日から起算して5営業日までに支払いが始まります。分配金再投資コースを選んでいる場合は、各決算日の基準価額で再投資されます。

受け取るか再投資するかのコースの有無と名前は、販売会社によって異なる場合があります。

まとめ
  • 受取額(税引前)は、1万口当たりの分配金×保有口数÷1万口で出す。
  • 課税口座の個人は、分配後の基準価額と個別元本を比べて普通分配金と元本払戻金に分け、普通分配金にだけ源泉徴収される。
  • 分配金が出た分だけ基準価額は下がり、過去の分配金は将来の受取額を保証しない。
NISAと特定口座の税金の違いを積立シミュレーターで試算する

よくある質問

楽天・SCHDの次の分配金はいつですか?

次の決算日は2026年11月25日(水)で、分配金の額はその日に委託会社が決め、分配を行わない場合もあります。支払いは、販売会社で決算日から起算して5営業日までに始まります。

100万口持っていると分配金はいくらですか?

例えば2026年8月25日の決算の1万口当たり95円(税引前)なら、100万口で税引前9,500円です。個人の課税口座では、このうち普通分配金の部分に源泉徴収されます。

元本払戻金(特別分配金)とは何ですか?

分配後の基準価額がその人の個別元本を下回る場合の、下回る部分の分配金です(分配金の額が上限)。非課税で、受け取るとその額だけ個別元本が減ります。

NISAで持っている場合も税金はかかりますか?

NISAの非課税口座で、制度の上限(毎年の購入額と保有全体の上限)の範囲内で新たに購入した分の分配金は非課税です。このファンドは成長投資枠の対象ですが、販売会社によって取扱いが異なる場合があります。

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出典

楽天投信投資顧問の目論見書・運用報告書・月次レポート・基準価額データ、国税庁のタックスアンサー、所得税法の条文で確認して作成。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の商品の購入・売却を勧めるものではありません。個別の判断は所轄税務署・税理士にご確認ください。

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